HPLC実験におけるヒュームフードの利用
HPLC法（高速液体クロマトグラフ法）とは？
- 液体試料に溶解している化合物を分離し、どのような成分がどれくらい含まれているかを定性・定量分析します。
- さまざまな産業で頻繁に用いられています。（例：製薬、バイオテクノロジー、食品・飲料産業など）
- 高精度と高い再現性が特徴です。
HPLCではアセトニトリルやメタノールなどの化学物質が使用されますが、有害な化学物質が蒸発すると、作業者の健康を害する可能性が高く、身体に刺激を受け、頭痛やめまいを引き起こします。化学物質に長期間さらされた場合、肝臓や腎臓の機能が低下することがあります。
HPLCのばく露対策には、レシーバー（キャノピー）や吸引アームが一般的に使用されていますが、完全に有害ガスを作業員から隔離することはできません。化学物質のほとんどは、蒸気によって実験室に漏れ出し、作業員たちの健康を害することになります。
実験室でダクトレスヒュームフードを使用すると、安全性が確保されます。高性能フィルターで有害物質を吸着し、クリーンエアーを循環排気。ダクト工事が不要なため設置や移動が容易で、空調ロスがないためランニングコストを削減できます。
※使用物質、使用状態、頻度等によっては、ダクトレスヒュームフードは使用できない場合があります。
